韓国留学

【韓国留学】漢陽大学語学堂 5級授業レビュー

みなさん、こんにちは!Rinです⚘

今回は、私が実際に体験した漢陽大学語学堂5級の授業について詳しくご紹介したいと思います!

高級クラスってどんなこと勉強するの?レベルはどれくらい?

4級までで十分って聞いたことがあるけど5,6級って実際行く価値あるの?

そんな、みなさんの疑問を少しでも解決できれば嬉しいです!

※2022年9月から2月までの情報です。最新の情報は学校にご確認ください。

授業スケジュール&内容

ここからは実際の授業スケジュールから、通ってみたからこそわかる授業の内容までご紹介していきます!

スケジュール

私が通った漢陽大学語学堂5級、午後クラスの授業スケジュールは以下のスケジュールで行われました。

14:00~14:50  1時間目
15:00~15:50  2時間目 
16:10~17:00 3時間目
17:10~18:00 4時間目

漢陽大学語学堂の特徴は、2時間目と3時間目の間に20分間の休み時間があることです。この時間を利用して学校にあるカフェで飲み物を買いに行ったり、仮眠したり、それぞれの時間を過ごすことが出来ます!

漢陽大学語学堂5級では、〇時間目に単語、読解というように授業内容が決められていいるのではなく、教科書の1つの単元を1週間で終わらせる形で進められました!

そのため、この日は単語と文法/次の日は読解と会話といったように授業を進めていく形でした。

授業が始まる初日に、10週間の授業・試験の日程が配られるため予習や復習の日程が立てやすかったです☻

授業内容

語彙・文法

語彙や文法は、それぞれ2時間ずつ時間が割り振られゆっくり、じっくり説明が行われました。

語彙の授業では、新出単語の意味と使い方を先生がPPTを通して写真付きで紹介してくださいました。私は、先生の説明をより理解できるようにわからない新出単語は予習するようにしていました!

文法は1単元で3つの表現を学習します。文法を習った後には必ず、その文法を使った短い会話文があり使い方をすぐに練習することが出来ました。

また、1単元で必ずことわざ・慣用句・四字熟語のうち1つを学習します。ことわざなどは日本語でも苦手意識があったのですが、絵を通して意味を学べるため、すぐに身につけることが出来ました!

語彙・文法は、ゆっくり・じっくり時間をかけて学習することが出来ます!
ニュースで良く使われる表現や韓国の伝統文化に関する語彙を学習します。

듣기・リスニング

リスニングは、1単元で3つの内容を行います。
難易度はそこまで高くなく、リスニングで出てくる新出単語は事前に学習してから行うため、他の内容に比べて負担は少なめでした。

教科書の後ろには、リスニングのスクリプトが用意され聞き取れなかった単語や表現をすぐに確認することが出来ます!

읽기・読解

読解は、1単元で1つの内容を行います。
その単元のテーマに沿った読解問題が出されそれぞれ「分析をする文」、「分類する文」、「統計資料を用いた文」といったように、様々なスタイルの文章を読むことが出来ます。

読解問題の中にも新出単語や新しい表現は出てきますが、それぞれわかりやすくまとめられているため、先生が詳しく解説してくださいます。

読解も事前に予習をしておくことで、授業をスムーズに聞くことが出来ました☻

쓰기・作文

作文は、1単元で1つ〇〇〇字の長文を書きます。
読解で主題された文章のスタイルを実際に書く方法で行います。

例えば…

読解で「学校でのいじめ問題の原因」というテーマの問題が出た場合は、作文で「原因を分析する文」を書きます!

作文の授業が行われる前には、必ず読解の授業があるためどのような文章を書くのか想像しやすく、授業にも取り組みやすかったです!

作文で使える表現を細かく学習することが出来るので、TOPIKにも役立つ知識をたくさん学ぶことが出来ます♪

말하기・スピーギング

スピーギングは、1単元で1回、テーマに沿って自分の意見を話す授業があります。

語彙や文法などの時間でも、スピーギングの機会はたくさんありますが、特に力を入れて行うのが自分の意見を発表する授業です。

의견 말하기という項目で、討論に近いような形でテーマが与えられ、賛成反対の意見を述べる練習をします。

といったように、社会問題や韓国の文化などのテーマに従って自分の意見を考え発表します。この発表内容は成績にも含まれるため、事前準備が必要です。

この授業を通して、発表をするときの正しい表現を学ぶことが出来ます!
また、6級では討論を行うためその練習として5級で行う의견 말하기はとても重要だと感じました!

宿題

宿題は毎日出るわけではありません!
ですが、予習復習と教科書と別で購入するワークブックは各自進める必要があります。

また、長文作文は8単元のうち指定された4回、提出する必要がありました。
授業内ですべて書き終えるのは難しいため、これも宿題として行いました。

さらに、スピーギングの授業で行う의견 말하기は、成績の対象にもなっているため発表前に自分の意見を整理し書き出していました!

後半でご紹介する発表についても、授業とは別に各自で準備する必要がありました。

Rin

5級は宿題ではなく、自主的に行うことの方が多かったです!

試験

漢陽大学語学堂では、中間テスト/期末テストの合計2回の試験が行われます。

試験は2日間にわたって、以下のスケジュールで行われました。

〈1日目〉                 〈2日目〉
①쓰기(語彙・文法・作文)         ①낭독(朗読)
②읽기(読解)               ②듣기(リスニング)

쓰기(語彙・文法・作文)
正直に言ってしまうと、テスト勉強の90%はこの科目の勉強です。

教科書に出てくる単語・ことわざ等・文法を全てマスターしなければなりません。
範囲がとても広く、どこから何が出るかもわからないため覚えられるだけ覚えるしかありません!

作文の問題では、先生が事前にどのテーマの問題が出るのか教えてくれるため、私は1度書いてみて可能な限り暗記して試験に臨みました。

읽기(読解)
この科目は、教科書で出てきた読解問題授業で行ったテーマに近い内容の問題が出題されました。

教科書の読解問題を復習して、わからない単語がないように準備をすれば問題を解くことが出来ます!ワークブックと読解問題の復習が大事な科目です。

낭독(朗読)
授業には無かった、朗読と呼ばれる科目です。
この科目は、読解問題の中から先生が指定した範囲を音読する試験です。
事前に、試験範囲がまとめられた紙が配られくじ引きで引いた2つを先生の前で音読します。

発音や正確な読み方、流暢が採点される科目などで事前に何度も練習しておくことが大切です。

Rin

ただ紙を見ながら読むだけだから楽勝じゃん!

と、考え中間試験を受けた私は緊張しスラスラ読むことが出来ず痛い目を見ました…。
そのため期末試験の前には、韓国人の友人に頼み発音を直してもらい何度も練習してから試験に挑みました!

듣기(リスニング)
この科目は、4つの中で一番対策することが少ないです。
ほとんどの問題が、教科書で学習した内容ではないため復習しようがありません。

落ち着いて試験に挑めば問題ないと思います☻

発表

試験と同じくらい大切なのが、中間と期末にある個人発表です!

・中間発表
「自国もしくは韓国の文化について」
※うろ覚えなので正確なテーマではないかもしれません。すみません。

私は「日本の成人式」に関する発表を行いました!
約5分間、自分で作成したPPTの資料をもとに、なるべく台本は見ないで暗記しての発表でした。

PPTを作成することには慣れていましたが、韓国語では初めてだったのでたった5枚のPPTにすごく時間がかかった覚えがあります!

・期末発表
「統計資料を用いた研究発表とレポート」

期末発表では中間発表よりも重い、発表とレポートの作成を行いました。
韓国語で書かれた記事を読み、自分の発表テーマと関係する統計データを用いる必要がありました。

レポートを書く時間は授業内でありましたが、発表資料を作る時間はほとんどなく宿題として個人で行いました。

私は、「韓国のコーヒー文化の現状」というテーマで発表を行いました。

発表と聞くと、どうしてもマイナスな気持ちになりがちですがこの2回の発表を通して、韓国語を話す能力を伸ばすことが出来ましたし、人前で話すことの苦手意識がなくなりました♪

他の語学堂に通っている友達に聞いたところ、漢陽大学語学堂は発表が多いようです!もし、発表が苦手でできるだけ避けたい!という方は少し注意した方がいいかもしれません。

文化体験

漢陽大学語学堂は1学期に1回、韓国文化を体験する文化体験授業が行われます!

学期やレベルによって行く場所は様々ですが、2022年秋学期の5級クラスは「北村韓屋村」に行きました。(実はこの時ちょうどコロナに感染してしまい参加できませんでしたㅠ)

参加した友達に聞いて見ると「とにかく歩いて大変だった!」といっていましたが、クラスメイトと交流出来る貴重な時間になったようです♪

参加は強制ではありませんが、毎学期韓国文化を体験することが出来る貴重な時間になりました☻

実際に通ってみて

高級の授業内容に評判がある」という、情報を元に漢陽大学語学堂5級に通うことを決めた私ですが、実際にはどうだったのかご紹介したいと思います!

授業内容

授業内容については、他の語学堂に通ったことがないため比べられませんが、概ね満足しています!

発表が多かったことで、韓国語を話すことに自信を持つことが出来るようになりましたし、文法や語彙力も付けることが出来ました。

1つ残念だったことが作文です。私が通う前学期までは全部で8回作文を行いフィードバックをもらうことが出来たそうなのですが、2022年秋学期からは4回と回数が減ってしまいました。先生からのフィードバックはすごく貴重なので、回数が減ってしまったというのはとても残念でした。

国籍

国籍豊かなお友達を作りたい!と思われている方も多いと思います。
ですが、漢陽大学語学堂は高級クラスに進むほど日本人の割合が70%前後となり、なかなか国籍豊かなお友達を作るのは難しいのが現状でした。

5級クラスの比率
日本・・・7人
ロシア・・・2人
カザフスタン・・・1人
台湾・・・1人
中国・・・1人      男:女=2:10

5級の時のお友達とは今でも連絡を取っていて、6級に進級した後も頻繁にご飯を食べに行くほど仲良しになりました♡

国籍に縛られすぎず、一緒に留学生活を送るお友達に出会うことが大切だなと思いました!

先生

最後に先生についてご紹介します。

漢陽大学語学堂は、月・水・金を担当する担任の先生と、火・木を担当する副担任の先生の合計2人体制です。

語学堂の授業は先生によって大きく左右されます!
授業の雰囲気、進め方、熱量など先生との相性がとても重要なのですが、5級の担任の先生とは相性が良くありませんでした…。

授業の進め方もそうですが、一定の学生をひいきしたり、様々な国籍の学生がいるのにも関わらず配慮がない発言が多かったり…。副担任の先生の授業を受けるのを楽しみに秋学期を過ごしました!

まとめ

とても細かく、詳しく、そして長くなってしまいましたがこの記事を通して、漢陽大学語学堂5級について少しでもお分かりいただけましたか?

5級となると、日常ではあまり使わない文法が多いイメージですが、ニュースやバラエティー番組を見ると頻繁に使われていました!
韓国には ”아는만큼 보인다” (知っている分だけ見える)ということわざがあります。このことわざのように文法も “아는만큼 들린다” (知っている分だけ聞こえる)と実感することが出来ました。

普段聞いたことがないと思っていた文法でも、実際韓国人は使っていることが多いです!自分の語彙・文法力がアップする5級はそういった意味でも行く価値があるとおもいます!

語学留学を検討されている方の参考にしていただければ嬉しいです★

最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次のブログでお会いしましょう♪

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りん
こんにちは。 日本の大学を1年休学し、韓国で留学生活を送っていたRINです。 留学経験を元にこれから韓国留学を考えている方、韓国旅行に行かれる方にとってタメになる情報をお届けします!